こんにちは!TONAです。
今回紹介するのは、『お金の大学』です。
副題は、「本当の自由を手に入れる」
著者は、LIBERAL ARTS の両@リベ大学長さんです。
この書籍は、本当に目からウロコが出てくる程、
「お金」に対して、大切なことを教えてくれます☑️
本書は、最終的に「経済的自由」(働かなくても入ってくるお金で生活できる状態)を
目指します。
経済的自由とは、「生活費<資産所得」という状態で、
資産所得とは、投資で得られる所得のことです。
と、本書で述べています。
資産所得とは、資産を働かせること(投資)によって得られる収入のことです。
「経済的自由」を目指すということは、
・生活費を減らす
・資産所得を増やす
この2つに取り組んでいくことが大事です。
そのためには、
「お金にまつわる5つの力」が必要になってきます。
それは、
1、貯める力(支出を減らす力)
2、稼ぐ力(収入を増やす力)
3、増やす力(資産を増やす力)
4、守る力(資産を減らさない力)
5、使う力(人生を豊かにすることにお金を使う力)
です。
この5つの力は、人生を豊かにします。
と、本書で述べられています。
このサイトでは、
🔹貯める力(支出を減らす力)
🔹稼ぐ力(収入を増やす力)
🔹増やす力(資産を増やす力)
に絞って紹介します。
貯める力(支出を減らす力)
貯める力とは、生活の満足度を下げずに支出を減らす力です。
生活費(支出)<資産所得
生活費を減らし、貯蓄額を増やし資産が貯まるスピードをアップさせます。
「貯める力」をつけるために大切な考え方
・1回の支出よりも「固定費」を見直す
・金額が大きな支出から見直す
お金を「貯める」ためには、支出(生活費)を減らします。
生活費を効率よく下げるためには、毎月掛かり続ける固定費を見直すこと。
固定費は一度見直せば、その効果がずっと持続します。
小さな支出ではなく、大きな支出から見直して
効率よくお金を貯める仕組みを作る。
人生の6大固定費
1,通信費
2,光熱費
3,保険
4,家
5,車
6,税金
当サイトでは、『家』に絞って紹介します。
人によって前提条件が違うので
「マイホームだから得」「賃貸だから得」って答えの出し方はできない。
「経済的に自由に近づきたい」という前提であれば
🔹リセールバリューの高い家を買えるならマイホームのほうが得
🔹リセールバリューの高い家を選ぶ自信がない人は賃貸のほうが得
リセールバリューとは、一言でいうと「売却時の金額」のことで
「売るときにはいくらで売れるか」、という考えかた
買った時と同等か、それ以上の金額で売れるものを買える人は経済的ゴールに近づく。
Aの家 Bの家
購入価格 2000万円 1200万円
30年後、いろいろあって家を売ることに・・・
売却価格 1800万円 100万円
実質の負担額 200万円 1100万円
Aの家の方が「リセールバリュー」が高い(=資産価値が高い)ので
最終的に負担が少ない
「リセールバリュー」が高くなる例 ↓
🔹一等地(都心、駅近)
🔹人気エリア(住みたい街ランキングで上位)
🔹住環境が良い(日当たりが良い、閑静など)
リセールバリューが高い家は
・売ってよし(売却益が出る)
・持ってよし(自分で住み続けても、住宅の価値が下がらない)
・貸してよし(ローン返済額や住宅維持費以上の家賃収入が入る)
本書でリセールバリューの高い物件の購入に関するデータやグラフがあり
「リスクマネジメント」について説明されています。
「リセールバリューが高い家を選べない人は賃貸に安く賢く住む」、という考え方
「賃貸の利点」は、↓
🔹家族構成の変化に対応できる
🔹転勤になっても対応できる
🔹経済状況によって家のグレードを変えることができる
🔹持ち家でかかる「ローンの金利」や「固定資産税」がかからない
🔹メンテナンスが必要ない(大家さんや管理会社がしてくれる)
本書にて
🔹賃貸物件を安く借りる
🔹火災保険を安くする
🔹賃貸物件の家賃を下げる
🔹賃貸の退去費用を適正価格まで下げる
🔹退去費用に火災保険を活用する
🔹引っ越し費用を安くする
として、具体的な事例や活用方法などが表やグラフ、データを織り交ぜて
説明されています。
稼ぐ力(収入を増やす力)
収入には、下記の2種類がある。
・安定性が高く、ディフェンスに優れた「給与所得」
・成長性が高く、オフェンスに優れた「事業所得」
「給与所得」
いわゆる「お給料」です。
雇われて働くことで、時間と引き換えにある程度のお金が得られる「安定性」が特徴。
「事業所得」
自分の事業から生じる所得です。
副業による所得もこれにあたる。給与所得みたいには安定しないけど「成長性」がある。
「給与所得」、「事業所得」それぞれメリットデメリットがあるので
どっちがよいということじゃなく、バランスよく増やすことが大事。
どちらも高めることで、
安定性 ✕ 成長性 ✕ (確定申告による)節税効果
で攻守兼ね揃えた最強の布陣が出来上がる。
本書にて具体的な、そして分かりやすい「チャートフロー」が図解にて載せられています。
「労働所得→資産所得への理想のステップ」
①給与所得→②事業所得
↓
③不動産所得 ④配当&利子所得
↓
生活費<資産所得
「①給与所得」で生活基盤を固める
まずは、「①給与所得」で生活費を確保、同時進行で貯金を作る。
「②事業所得」を育てていく
サラリーマンをやりながら、副業などの「スモールビジネス」から始める。
そうすると「経費」や「青色申告控除」などを使えるようになれる。
貯まったお金で「③不動産所得」OR「④配当&利子所得」を手に入れる
「②事業所得」で得たお金で、「不動産」や「株式・債券」などを購入する。
本書にて、「転職」を活用して給与所得を増やす方法と
「副業」のさまざまな種類、そして横展開する考え方、手法が述べられています。
増やす力(資産を増やす力)
「貯める力」「稼ぐ力」を少しづつ身につけていったら、
次は「増やす力」です。
このパートでは、資産(お金のなる木)を少しづつ育てます。
「労働所得」だけではなく、自分が働かなくても「収入」が入り続ける
「資産所得」を増やしていきます。
労働所得(自分が働くことによって得られる収入)
🔹給与所得
🔹事業所得
資産所得(資産を働かせる『投資』によって得られる収入)
🔹配当&利子所得
🔹不動産所得
『投資』を始める前に
🔹生活防衛資金を確保する
🔹騙されないために「相場」を知る(利回りやポンジ・スキームという概念)
🔹投資商品の種類と特徴を知る
🔹「複利」の力を知る
この4つをまず、「徹底」して学んで
始めて「投資」という段取りに入る。
本書では、「インデックスファンド」や「ドルコスト平均法」などを
詳しく提示してくれます。
そして『不動産投資』は、私見からして上級編だと思います。
ですので、しっかり知識武装して取り組むのが、大切だと思います。
「不動産投資」のメリットデメリット
区分マンション・戸建て・一棟(木造アパート・マンション)の比較
新築・中古の比較
地方・都市圏の比較
本書にて図解入りで、対比させて相対的に理解できるようになっています。
「相対性」の記事は当サイトの下記のページで要約しています。
「不動産投資」の実践ステップや「○○投資には注意」として
不動産の裏側もいろいろ分かる構成になっています。
『お金の大学』まとめ
「貯める力」「稼ぐ力」「増やす力」を要約してみました。
この書籍は、グラフやチャートフロー、
そしてイラストや図解をふんだんに使って説明されていて
非常に作り込みの熱心さが伝わる書籍だと思います☑️
そのため本サイトの「文章」だけでは、
伝えきれない部分が多数あると思います。その点はご了承ください。
今回は3つを紹介しましたが、
このほかに「守る力」「使う力」も重要だと思います。
『お金の大学』で「経済的自由」を目指して、
人生を快適に有利に生きていきたいですね。
興味を持たれた方は、本書を手にとってそれをつかみ取ってください。